テキストサイズ

委員長はエッチでした

第7章 ストーカー





授業中
黒崎を見ながら過ごしていた。



後ろの窓際の席
地味で目立たない黒崎


眼鏡は黒渕
前髪も長めの黒髪


少しだけ
窓を開けて
時折
風に揺れる髪が
さらさらして
綺麗な顔立ちが
見え隠れする。



眼鏡を外したら
きっと
綺麗な顔立ちなんだろうな

そう思って
その表情に
興味を持った。



真剣に授業に
集中してる表情

きりっとして
男らしい
色気を感じた。



時々
退屈そうな顔で
窓の外を見る

可愛い表情


あの先生の授業はね
あたしも退屈だと思う。



一つ一つの仕草に
堪らなく
惹かれて
ドキドキしていた。



時々目が合うと
顔が赤くなる。


目を反らして
落ち着かない仕草
髪をかきあげたりして
また
あたしの方を
チラッと見る。



また
目が合う。



今まで
そうして過ごしていた。



それは
今でも変わらないの。



変わったのは
黒崎の方だよ。



目が合うと
一瞬じっと見つめられる。


じわじわと
顔が赤くなる。



それから
少し笑って
また
目を反らす。



今日の黒崎は
違っていた。



目が合うと
気まずそうな表情で
俯いている。



あたしは
無言のアピールとして
見つめ続けて
また
目が何度も合って
悲しそうな
切ない表情をする。



あたしと
あんな形で
なし崩しに
繋がり合って
後悔してるの?



責任を感じてるの?



黒崎がどう思おうと
あたしは絶対
黒崎から
離れない
逃がさないし
後悔なんて
させないから。




今日は
黒崎の家に行けないけど。



今日は
お母さんと
大事な話をするから。



あたし達
家族として
過ごした
今後について

お母さんと
話をする。



結城さんに
似た人がいた。



気のせいだったのかな?



あの人は
これから
どうするのだろう?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ