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委員長はエッチでした

第8章 復讐するには





桜木 翔矢side



学校に行って
写真を掲示板に貼って
上機嫌で
このまま
大学に行こうかと
公園の前を
通りかかる。



亮くんと
彩香じゃん。



相変わらず
ラブラブ



でも
何だか
深刻な様子で
好奇心で
話を聞いてしまった。




なるほどね?
だから
あの歳で
あの色気……。



男がやりたくなる
顔をしてる訳だ。



淫乱な体に
されたんだろう



だから
何度もエッチが出来る。



普通の女は嫌がるし
文句言うし
濡れなくなる
ところだよ。



若さって奴かな?



どちらにせよ
とんでもない女なのは
確かだね?



でも
そんな性癖があれば
欲望に
抗えない筈。



おとすのは
たやすい。



ちょっと
キモいけどね?




そっと
木の影から
その場を立ち去る。



抱きしめ合う二人。
幸せな
カップルを見ると
無条件で
壊したくなる。



だって
あいつら
苛つくから。



ストレス発散に
ちょうどいい
おもちゃ。




さて
どう料理しようか?




あの女を泣かしたい
あの女を怒らせたい
喧嘩して
殴り合いをして

あの頃と
俺の本質は変わらない。



あの二人を見ると
苛つく。



それが何という感情なのか
知らない。




愛とか恋とか知らない
意味分からないし
面倒臭い。



女の子なんて
誰でも一緒。



見た目だけ飾って
中身は汚い。



ワガママで
ヒステリックで
すぐに泣く生き物。



セックスの時だけ
楽しめればいい。



そんな相手
作りたいとは
思わないし
作ろうとも
思わない。



ただ
抱き合う二人が
ほんの少しだけ
綺麗に見えただけだから



羨ましいとか
思う訳なんかない。




ただ無性に
苛つくだけ……。

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