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委員長はエッチでした

第12章 真夜中のおしおき





くらりとしてしまう
亮が愛しくて。



でも
自分の体を見下ろせば
上半身は裸で
ブラウスのボタンは
はだけて



スカートは捲れて
パンティーは
いつの間にか
下ろされて


右足の足首に
かろうじて引っ掛かっている。



明るい和室の部屋で
あたしだけ
こんな恥ずかしい格好。



こんなことしたのは
亮の癖に



自分の服は
乱すことなく



温泉に混浴でって
言っただけで
赤面するとか……。



本当に亮ってば。



じとっと見つめる
あたしの視線に
気付いたのか

はっとしたように
あたしの体を見下して
更にまた
顔が赤くなった。




「ごめんっ、彩香さん…こんな格好、
嫌だよね?
俺……っ、夢中になって、なんか…っ
真っ白になって…!」



おろおろして
あたしに謝る亮。



狼狽えて
部屋の中をうろうろして
篭の中にある
浴衣に気付いて
持って来てくれた。



「取り敢えず、これに着替えようか?」




「……じゃあ、亮が浴衣着せてくれる?」



少し意地悪してみたくなる。




「えぇっ?…やっ、それはちょっと、
難しいというか……っ」



焦って困った顔をしている。




「そんなの、酷いよ亮……、あたし、
こんなになってるのに……?」



わざといじけた顔をして
亮を軽く睨む。



「……ごめんっ、彩香さん、
え…と、なんとか…頑張ってみるから…!」



浴衣を持って
あたしの傍に来て
何故だか正座している。



あたしは体を起こして
亮に近付いた。



亮がやりやすいように
体を差し出す
ずいっとね。



「じゃあ、まずは着ている服を
脱がさなきゃね?」



「……下着は?」



はだけたブラウスを
脱がしてくれる亮。



外されたブラジャーが
やらしく体に
まとわりつく。



あたしは少し笑って




「ブラも脱いでいくよ?」




「……!
やっ、それはちょっと…まずいんじゃ…っ」




「どうしてよ?どうせ知らない人
ばかりだろうし、いいじゃないの?」



「……彩香さんがいいのなら…っ」




亮の手があたしのブラを
つかんで
丁寧に畳んで
畳の上にそっと置いた。



可愛いくて
くすくす笑ってしまう。

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