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1P短編集

第10章 恋

 出会いは突然。恋は瞬間的に──。

 恋に落ちるのに理屈などない。それを実感した。

 出会いはキャンプ。第一印象は、話が合いそうだった。

 同じ部屋の子の友達の友達で、私と貴方は友達になった。

 初めては他の子と仲良くて、別になにも思ってなんかなかった。

 出来た友達達とのカラオケ。貴方と隣の席。

 いつの間にか横顔から目が離せなくて、話しててドキドキしている私がいた。

 帰りのゲーセンで貴方がとった初音ミクの懐中時計。私にくれて嬉しかった。

 送ってくれるさりげない優しさ。もう貴方のことしか考えられなかった。

 好きとメールで告白して。貴方に会いたいと言われて、二人で初めて会った。

「付き合ってくれないの?」

 私は貴方の肩に頭を乗せて聞く。

「付き合うよ」

「好き」

 照れながら言う私。

「俺も好き」

 貴方からの言葉、嬉すぎた。

 いっぱい可愛い言ってくれてありがとう。

 ずっと一緒にいようね。


End

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