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俺のこと犯してもいいよ?

第3章 だから嫌だったんだ

「椎名…」


「……椎名。お前は、虐待されているのか?」


一瞬黙り、また悲しそうな顔をして俺に聞いてきた。


「………俺のこと抱いてくれないならやっぱ出てく」


「出ていった後はどうするんだ」


「さぁ…そんなの刑事さんが知らなくていいことだよ」


俺は男の上から退くと、服を着ようした。


その時、今度は男からぐいっと腕を引かれ、俺はベッドへ押し倒された。


「抱けばここにいるか」


「刑事さんにそんな勇気があればね」


その日から俺は、ここに住むこととなった。

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