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誰も見ないで

第12章 侵入者



俺たちと一緒に住む、なんて宣言をした正樹はその日から本当に俺の家にやってきた

というか、荷物も運ぶの手伝ったから
一緒に家に帰ってきた


「ただいま」


にこにこしながら俺の家に入っていく正樹を見てから瑞稀君を見ると


「……」


少し青ざめてる

さっき正樹にバレないようにこそっとメールで話した時


『正樹君に認めてもらえるように気を引き締めないと』


と言ってたから、ちょっと緊張してるのかもしれない


「湊斗〜? 荷物こっち」


今からこんなんで大丈夫かな、と不安になっていたところで正樹に名前を呼ばれて向かうと


「え、俺の部屋で生活するの……?」


正樹が荷物を、と言ったのは俺の部屋


「瑞稀君の部屋がいい?」
「そ、れは……」


嫌だけど


なら仕方ないね、とにっこり笑った正樹に顔が引き攣る


笑い返したつもりだったんだけど
全然笑えない


正樹が俺の部屋の一角に荷物を陣取って、俺たち2人に


「これからよろしく」


と笑った


あぁほら
瑞稀君も俺と同じようにちょっと顔が引き攣ってる



こうして俺たちの奇妙な3人ぐらしが始まった

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