テキストサイズ

誰も見ないで

第18章 最後の


途端に先生の説明を聞く気になった俺は、当日のスケジュールをしっかり聞いた

授業が終わって瑞稀君と一緒に帰る途中、俺は早速瑞稀君に切り出した


「瑞稀君、卒業遠足の話聞いた?」
「うん。クラスとか関係なく完全に自由行動なんだよね」


瑞稀君も同じことに注目してくれてたんだ、と思って少しテンションが上がる


「一緒に回れるね?」


瑞稀君が笑顔で俺を見上げながらそう言うと、胸がキュンと締まった


「うん。すごく楽しみ」
「あの遊園地行ったことある?」
「ううん、今回が初めて。瑞稀君は?」
「僕も行ったことないんだ」


それじゃあ帰ったらどこ回りたいか調べたりしないといけないね、と笑い合った


家に帰ってからパソコンで遊園地の園内図を調べて、ここ行ってみたいねーとか言い合う時間も楽しい

けどそんなことをしてたら時間はあっという間に過ぎてしまって


「ごめんね、瑞稀君今日の勉強時間少なくなっちゃって」


俺が夜ご飯の支度を手伝いながらそう言うと


「楽しかったから、気にしないで」


と返ってきた

最近瑞稀君は本格的に指定校推薦枠の取得のために定期テスト用の勉強をしてる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ