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深夜バス

第1章 かもめエクスプレス

「んーー 眠い」

「先輩、あとちょっとですから」

「なんで残業なんかあるんだよ」

「仕方ないです やりましょ」

岡田健悟は生意気だと思いながら
隣にいる高校時代からの後輩の
坂木達也を見た

彼らは警視庁捜査一課に所属している
今回も2週間前に起きた通り魔殺人事件について
まとめているのだ

「これ終わったら一杯どう?」

「遠慮しときます 家族も待ってるし」

岡田はこの男が苦手であった

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