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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第9章 鳥かごの中で・・・

マリアを保護して
数日が経った。


『お水もらってもいい?』

『あぁ、冷蔵庫に…~てかもう聞くなよ』



マリアの顔のアザも
大分目立たなくなってる。




いつまでも
こうしていられるワケじゃないのは
俺もマリアもわかっている


けど俺は…
あえてマリアに何も聞かなかった。


急かすみたいで…
追い出すみたいで嫌だったから


タイミングは
マリアが決めてくれれば良いと
そう思っている。





『ちょっとちょーだい?』

『ぁ・・・うん、はい』




マリアから飲みかけの
ペットボトルの水を奪う…


完全にただの同居人・・・(苦笑)





マリアはまだ線引きというか
多少の遠慮が抜けてないが

俺はすっかりなれちまってて

ちとゆるんできていた。









カラン・・・








『・・・?マリア、落とした』




マリアの落としたモノを
拾い上げた…





シートにびっしり並ぶ…錠剤・・・。







『ぁ・・・ごめ、ん』









これは・・・?






俺、偶然見たことがあるから
知ってたんだが





『・・・飲んでたんだ?』







マリアが飲んでいたのは

経口避妊薬・・・

いわゆるピルだ。








前に付き合ってた子が
飲んでたのみたことある…


毎日飲むやつ…


時間もなるべく決めて



1日でも飲み忘れると
意味ないらしい。




マリアが追い出されて来たり
手ぶらで来たときの翌日…

少し焦って帰っていくような
ことがあったっけな


帰りたくないのに、なんで?
って思ってたけど
その理由がやっと分かった気がした。


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