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ヴェルジェ~夢を追う少女~

第3章 入学式

『では、お願いします!』


 アナウンスがそう言うと舞台右から、歌姫SAYURA-サユラ-が出てきた。SAYURA-サユラ-は純白のドレスに長いふわふわの金髪にティアラ、裸足、青い目……眩しくキラキラとしている。


「今日は、私、SAYURA-サユラ-をお招き頂きありがとうございます。卒業した学校でゲストとして、こうして歌えることをとても嬉しく思います。皆様に少しでも希望の光を与えられますように……。そう込めて歌います。『Love you』。聞いて下さい」


SAYURA-サユラ-が言い終えると拍手が沸き起こった。それを合図にピアノの音が体育館に鳴り響く。


『~♪Do you remember?The day for which I entreated you~♪♪』


 前奏が終わりSAYURA-サユラ-が歌い始める。すると体育館は一気にSAYURA-サユラ-の世界観に包まれた。


『~♪♪Loved.Loved.Loved.That person~♪♪』


 英語苦手な私だけどこの歌が分かるような気がする。


『~♪♪Don't change.From that day, all the while.Expectation to you.Aa…Aa…Aa…Aa…~♪』


 SAYURA-サユラ-が歌い終えると体育館中に拍手が響き渡った。


「Thank you!(アリガトウ!)」


 SAYURA-サユラ-はそう言うと舞台から去っていく。

『これで入学式を終わります』

 アナウンスがそう告げるとみんなは、教室に帰っていく。

 その後、私達は教室で日程表や色々と配布された。


「じゃ、これで終わります」


 先生がそう言うと挨拶をしてみんな帰っていく。

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