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同窓会 SN

第8章 謎解きはランチの後で2 翔



バカ...礼を言わなきゃなんないのは こっちだ。
自分の感情に任せて 何人もの努力の結果を『ゼロ』にしちまうとこだった。
会社の規模が大きくなって 俺の位置からじゃ見えにくくなってた うちの会社の良さを 力を 今 お前が思い出させてくれたんだぜ?

何か言うと泣いてしまいそうで 黙り込んでしまってた俺の顔を覗き込んだ和也が またイタズラっぽい笑顔を見せながら こう言った。


「一緒に この会社を大事に育ててさ、子会社・孫会社 作ろうぜ(笑)♪」

「...って、プロポーズかよっ!てか、俺に言わせろや そのセリフ!」


そうツッコミながらも うれしくて 一気に顔がニヤけてしまった。
お前がくれる いろんな気持ちで 俺は どんどんしあわせに包まれていく...。


(お前のコトも 身動きとれないくらいのしあわせで包んでやるから覚悟しとけよ!)
そう 心でつぶやいて 今度は 俺が和也の肩を抱き寄せ口づける。

「んんっ...。」
ふふ...やっぱ屋上は隠れてたほうがいいみたい...だな(笑)?


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