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同窓会 SN

第13章 ボジョレーヌーヴォー4 翔


4-1

和也が 俺とあおいさんのことに嫉妬してるなんて 全然気付いてなかった。
俺にとってあおいさんは 単なる秘書、有能な部下以外の何者でもないから。


上司と部下、それも社長と秘書という近しい関係にありながら、プライベートな話もほとんどしたこと無い俺たちだったけど、この出張中に あおいさんが来春、結婚を考えていることの報告を受けた。


とりあえず仕事は続けてくれるそうだから 
俺にとってはあまり関係ない、というか 
正直 それ以上の関心はないけど

和也がこのことを知ったら、もしかしてショックを受けるのかな・・・、と言うことだけが気になった

まだほのかな憧れだけなら それほど辛くも無いかもしれないけど、もし もう本気になっていたら・・・それを思うと 俺の胸の方が痛くなる

和也・・・俺の勘違いならいいけど・・・。



結婚のことを、さりげなく言うべきか まだ言わざるべきか
迷いながら、俺たちは予定より一日早く出張を切り上げて 成田に帰ってきた。


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