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同窓会 SN

第3章 10年ぶりのアイツ2 和也


2-2

成績優秀で品行方正、先生の覚えもめでたいが、
決して頭が固いわけでもなく、
適当に砕け、陰では俺達と一緒に罪の無い悪ふざけもした最高の生徒会長、それが翔だった。


俺は 夏の大会で野球部を引退した後、
放課後は 図書館や教室で毎日のように本を読んでいた。

受験生だから 勿論勉強もしたけど、俺にとって大切なことは 翔が借りた本を追っかけて読むこと。
あいつが興味を持った事象に俺も触れたくて、あいつが感動した小説の世界の扉を 俺も開きたかった。



そんな小さなことが幸せで、満足していた日々

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