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同窓会 SN

第3章 10年ぶりのアイツ2 和也



そうだよ、やっぱり今のうちに帰らないと

そして二度と翔に会ってはいけない。

夕べのことは、酒の上の過ちだったんだ
夢を見たんだと思って日常に帰らなければ、

そう自分に言い聞かせながら
それでも俺は なかなかベッドから抜け出せずにぐずぐずしていた。

滑らかな頬、形の良い鼻、長い睫
もう二度と見ることが出来なくなると思うと
視線を外すことが出来ない


それでも 最後に、と思い そっと翔の頬に手を伸ばす


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