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七年恋慕

第4章 初恋の相手


☆ミアSide☆



叫んでしまった私は当然、皆に注目された。




「…一ノ瀬さん、どうかしましたか?」



先生が訊いてきた。



「い、いえ…大丈夫です。」





「そうですか。
…ですが、もう少し小さな声でしゃべって下さい。」





「はい…。すみません。」





隣を見ると、龍太郎は笑っている。






あの、太陽のような笑顔で。



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