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光の道

第9章 2日目開始




その音に過剰に反応し、私はトイレから出て、一目散に走って逃げた。

何だか、怖かった。

霊とかは信じないのだが、いざというときは、体が勝手に動く。

トイレを出て近くの渡り廊下へ出たとき、私は胸に手を当てた。

すると、あり得ないぐらい早く心臓がドキドキと動いていた。


『び、びっくりした…。』

私は、渡り廊下の手すりを掴んで、深呼吸をした。


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