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光の道

第14章 いやだ、死にたくない




『どうして?』

私はよかった、と言った佐藤海斗を見ていった

(この状況がよかったってことなのかな…?)


「芦田さん、寝てるから」

『ああ、死んでる訳じゃないからね。よかったー』

「ちがう」

『え?』

「そうじゃない。今の状況で芦田さんが起きたら騒ぐだろ?」

あ、なるほど。

確かに、芦田七海ならこの状況を見たら絶対に騒ぐだろう。

そう考えたら芦田七海が眠ったままでよかったなと思った

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