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光の道

第3章 2号館



そして私達は、2号館へ足を運んだ。
時間は、12時すぎだった。

(このままいけば、3日以内に見つけられそう…)

私はふと思った。


だけど、瞳を見つけたときの事が頭から離れなくて、気持ちは沈んでばかりいた。

よしっ!見つけよう!

って気分じゃない。

大切に思っていた親友が、消えてほしいと思っていたと知ったから。

「おい」

そんな私に気づいたのか、佐藤くんが話しかけてきた。

少し勢いのある口調で。


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