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「だってあと、3号館と4号館。武道館に体育館。そして校庭。まだまだたくさん隠すところはあるだろ？」

そういえばそうだった。

今は、1号館と2号館を探しただけ。
見つかった人数は、４人。

だんだんと妥当な数に思えてきた。

『うん、確かに…。まだまだ探すところはたくさんあるんだね』

私はなんだか、あと３４人全員見つけられるかどうか、不安になっていた。


「まぁ、あと2日と半日、頑張ろうぜ」

佐藤くんはまた頑張ろうと声をかけて、3号館へ歩き出した。

『そうだね』

私も、それに続いて3号館へ向かった。