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光の道

第7章 1人…。



あのまま私は、静かに家庭科室を出た。

あんな顔の佐藤くんは見たくなかったから。

私は、とぼとぼ歩き、ふと時計を見た。


時間は4時を過ぎていた。


(あと30人。見つかる気が…。しないよ…)

私は、今までにないほど、弱気になっていた。


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