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腐男子恋愛日常-Last world-

第1章 ~プロローグ~

「勝平と平次に、話を聞いてみるか…。」

2人は、絶対に何かを知っている。

◇花音学園4階・1年D組◇

「「「「「……。」」」」」

賑やかだった教室に入った途端、クラスは静かになる。

「……。」

俺は無言で、自分の席に鞄をかけて勝平と平次のとこへ行く。

「梶どうしたの…?」

「何か用なのか…?」

困惑するフリをしている2人に、俺は構わず口を開く。

「そんな小芝居はしなくていい
前の世界での、お前達の言葉の意味を教えてほしい」

俺は、周りになるべく聞こえないように言った。

「「ッ…!!」」

すると、勝平と平次は驚いて顔を見合わせる。

「勝平、平次
俺は、前の世界の記憶をハッキリと覚えている」

「……なる程、最後の世界で記憶を引き継いだのか」

「昼休みに屋上で、全部説明するよ」

それから数時間が経ち、昼飯を食べて俺は勝平と平次と一緒に屋上へ向かった。

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