君のKISSに夢☆CHU
第11章 僕を感じて…
「はぁっ…桜音…。ヤバイって…。気持ち良すぎる。」
乱れた呼吸で話す来騎の声も、なんかいい。
それに、この表情は本当に素敵っ…。
この行為をした相手しか見えない来騎の表情。
何だかすごい得をした気分にさえなる。
「来騎…。すごくいい…。」
そんな来騎を見ながら、素直に出た言葉だった。
「ありがと…。そろそろ限界…。一緒にイこうっ…。」
来騎が優しく微笑んだ。
「うん…。」
私の頭の横にある手で、私の頭を抱え込み、体を密着させる。
すごく近い来騎の顔。
ポタポタと汗が私の胸のあたりに落ちた。