君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
「今夜はお前をKISSだけで気持ち良くさせてやる。覚悟しろ。」
「輝愛…。」
「もう何も言うな。俺に溺れろ。」
輝愛の顔が近付いてくるのを感じて、私は静かに瞳を閉じた。
強く握られた両手から伝わる輝愛の温もり。
フワッと香った輝愛の香りに包まれると、私の唇に輝愛の唇が重なった。
輝愛の唇から与えられる快感に酔いしれる。
唇の相性がいいのか、触れただけでも快感を得られる。
ピリピリとした、それでいて甘い快感。
他の人とのKISSでは、こんな事はなかったのに。
やっぱり輝愛とのKISSは最高だと実感する。
チュッ…チュッ…
触れるだけのKISSを繰り返されると、もっと深いKISSが欲しくなってくる。