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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第6章 夢をみる・・・

『花火かぁ・・・~うん♪』





花火に誘ったら

カンナは嬉しそうに目をぱちくりさせて

パタンと教科書を閉じた




まんざらでもなさそうで




・・・って言うより






それどころか





・・・




いやいや・・・







カンナ・・・あのさ








『ケイゴ・・・???』






『・・・』







『ごめん・・・お待たせ???』








『いや・・・』







夕方、再び待ち合わせして

迎えに行ったカンナは





〃浴衣〃に着替えていて






・・・めちゃくちゃに


可愛いかった








夏休みの宿題だ、なんだって



スパルタになるオレの彼女も






普通の・・・ただの





可愛い・・・女の子なんだよなぁ・・・






・・・なんて思ってさ。










『か・・・』






『?』







『か・・・ん、な』







『うん・・・?』







『ぁ・・・いや、行こっか』








『うん・・・♪』









『か・・・』








『???』








『か、わいいじゃん・・・浴衣』









『・・・。ぁ、ありがとう

お母さんが、着せてくれたの・・・』







『似合ってんじゃん・・・♪』







『ありがと・・・』






カンナは頬を赤くして

ニコリと微笑んだ






カンナが身を包む、その浴衣は



黄色い・・・




ひまわりの柄で





本当に・・・めちゃくちゃ


良く似合っていた

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