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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第7章 過酷な試練

『おばさん、こんにちは

カンナ・・・大丈夫ですか?』




オレは学校の帰りに

カンナの家に寄った




あのカンナが学校を休むくらいだから

寝込んでるのは間違いないし

さすがに会おうとは思わないけど






『ケイゴくん、おかえりなさい

わざわざありがとう

なんだかねぇ・・・

風邪をこじらせちゃったらしくて

まだ熱が下がらないのよ、うふふ

まったく~…

時々オテンバなのよね、あの子(笑)』





夏祭りの河にダイブ事件を振り返り

苦笑いするカンナのお母さん





『たまには肩の力抜いて

人並みに休め、って

カンナに言って下さい♪それじゃ』






『えぇ、わざわざありがとう』





オレは、さっさとカンナの家を去る







高2の二学期・・・

ノンキなものだった。





就職のアテもある。




羽目だけ外さないように

人並みに学校行って

バイトして……遊んで・・・





言わば、いつものように

過ごしていた。

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