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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第7章 過酷な試練

オレが…∥なんだ∥ってホッとした話




それは

カンナがオレにしてくれた話。



カンナ自身が・・・

自分で医者から告知を受けて

理解をして

オレにしてくれた話。






どういうことかわかる?




∥他人(ひと)の話∥でも、オレ


一瞬・・・ビビって





恐くて、たまんなかったのに




∥当の本人∥のカンナは・・・

冷静に…受け止めて




このバカなオレにもわかるように

話してくれた。





オレなんかよりも、ずっと・・・

誰よりも、その恐怖を感じてるのは

カンナのハズなのに・・・。





それを・・・




そんな現実や

カンナの笑顔や、選んだ言葉が




∥オレを不安にさせないため∥の

ソレだと言うことも




オレは、気付く事はおろか

考えるも、察することも…出来なくて





これっぽっちも、、、


なんの余裕もなくて




そんな事に気付く事も

考える器もなかった。







カンナの笑顔に・・・

まんまと?ホッとしてたオレは





ホント……バカだった。





情けないくらいに

バカすぎ・・・。






図体デカくて

中身は、ちっぽけ・・・。






そんなオレを置いてきぼりに…



世の中で言う所の

青春真っ只中であろうカンナの



闘病生活が、始まった。

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