テキストサイズ

Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第11章 命のきらめき

『カンナちゃ~ん

向こうに足湯があるよ♪行こう~』



『えー♪気持ち良さそう』




満腹になった頃には

なんだかんだでカンナは

シズカさんにくっついて

あそびに行ってた






『~フゥ・・・』



片付けもそこそこに

カズマは帽子を被り直して顔を隠すと

おもむろに芝生に寝転んだ






『・・・カズマ、あのさ』





『・・・あ~?』







『・・・なんか、その

サンキューな・・・』





思いがけぬカズマから祝福…

偶然にも、その事実を聞いたオレは

カズマに一言

そう言わずにはいられなかった







『・・・なんのこと?』





さすがはオレの悪友・・・


・・・親友だった





『・・・いや。べつに

準備とか…サンキュー』






コイツの性格もわかってる


オレも余計な事は言わないことにした






『・・・クス

素泊まりだけど∥寝床∥はあるしな?』





『・・・は?』






ポイっ…







『今日は∥ヨロシク∥やれよケイゴ(笑)』






『・・・~~お前なぁ』




カズマから投げ渡されたのは


安全な夜の活動の為の…ちっこい包み




(笑)





『っ…おまえらがやってろ!!(苦笑)』




オレは包みをブン投げ返した






顔は見えないが

ケラケラ笑ってるカズマ





このやろ・・・




と、言いつつ




バカな事言ったり


下らない話したり




そんな仲間との時間も

楽しくてたまらなくて




緑の中で

そんな空気を、目一杯

満喫していた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ