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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第12章 花の命・・・

『先生…辞めること、ないじゃん』



「おっと~(笑)どうした滝川~っ♪」



先生がちょっとチャラけて笑う




『子ども産んで戻ればいいじゃん

先生…いた方が喜ぶヤツ大勢いるだろ

∥これから先∥も・・・さ』





「あら♪嬉しい事言ってくれるね~

…ふふっ…でも先生ねぇ

そんなに強くないし、不器用だからさ…~」






『そーかなぁ?・・・

まぁ…でも、ダンナと子ども

自分の家族は第一だよな』






「・・・ったく

~~相変わらずマセガキねぇあなた(笑)

ふふん…まぁ、そういうことかな♪

∥目の前の事∥を常に…一生懸命に、ね」





先生がちょっと得意げにウィンクした







「∥あなたたちの将来∥・・・

先生すごく楽しみにしてるよ」




先生の目が…また涙でキラっと光る





『先生も・・・幸せにね

ダンナさんと…赤ん坊にヨロシク♪』






「ふふっ・・・うん♪

滝川くん、あなた本当に…本当に

人の頑張る力とか…可能性、努力

一番、素晴らしいものを見せてくれた

生徒だったよ」





『先生…~もぅいいって、オレなんか』




照れ臭いじゃんか






「本当よ!…だから自信をもって!

大丈夫・・・

∥守るもの∥がある人は強いのよ!

いくらでも…強くなれるの!!」




先生は先に出たカンナの行った方に

目配せしてまたウィンクする






「この先、色んなことがあると思うけど

滝川くん、頑張ってね・・・!!」









『先生・・・ありがとう』




オレは深く礼をして
先生のいる職員室を後にした

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