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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

「椿さ~ん、おはよう」


朝のキャンパスで

サクラコを呼び止めるのは

同じ学部の男子







「これ、頼まれてたやつね♪はい」


『あ♪…ありがとう!助かる』




そいつがサクラコに手渡すのは

試験対策か何かかな?

USBだろうか






医学部・・・もちろん共学。





オレの…先輩の…またまた先輩

そのまた先輩、くらいの

その世代から見たら

だいぶ…増えたのだろうけど



その【男女比】は



オレの…この頃であっても


まだまだ…女子


女性の比率は


決して多くなかったように思う。





キャンパス・・・或いは

講義の風景

その中にいるサクラコや

他の女子を改めて見て思った




ま・・・いつでもさ

【目の前の事】に精一杯で

そんなことは気にもとまらなかった

だけかもしれないけどね






未来の【女医】・・・か。






なんて、サクラコの後ろ姿を見て

今さらながら呟くオレって

やっぱバカかな(笑)





偶然にも、そんな現場の後ろを

とぼとぼ歩いてたオレの前に




彼女に手を振って

すれ違うように歩いてくる

同期の男子・・・




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