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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『ねぇケイゴ・・・?』



『ん~…』




『・・・【別れよう】って

言わないと、別れたことにならなくて』




『???』


酔って、その口調も
いつもより更に軽快なサクラコの言葉に

酔ってると、わかっていても
一々ドキッとする




『逆に・・・【付き合おうね】って

言わないと・・・付き合ってることに

ならないのかなぁ・・・』





『・・・~』



あ・・・。



酔っ払いの戯言…ではなかった



彼女は…酔った勢いで

中々言えなかった事と、それから


言うに言えなかった

オレに対する…不満を

その本音を漏らしたんだ





『・・・あ・・・サクラコ、その』




オレは…自分の行いを

少し・・・結構・・・かなり

反省した




確かに…半人前どころか

まだお互い学生で


将来がナントカって

言う時ではないかもしれないけど




だからって



その天真爛漫で

おおらかな性格の…

その彼女の作ってくれる

【楽な空間】に

甘え過ぎていたオレは



彼女に…すごく


けじめのない


失礼なことをしていた。



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