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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『サクラコ・・・本当にごめん』




オレは桜子の頬を見つめ

そっと手を伸ばすが



桜子は…笑って

その手を拒否した






『フフン・・・

ろくに苦労もしらないで

ぬくぬく生きてきた

世間で言うところの∥お嬢ちゃん∥な

あたしには…

どんなに高い授業料を払っても

中々学ぶことの出来ない貴重な・・・

・・・∥良い薬∥だったよ♪』





『・・・』





『ケイゴって…いつも、ただ優しくて

ちっとも・・・怒らないんだもん

今日みたいな、顔もするんだな、って

あは・・・今更だけどね♪

今更・・・なのに、なんか嬉しかった』





『・・・サクラコ』






『これからは・・・お互い

良きライバルとして・・・頑張ろうね』





桜子はニコリと微笑んで

オレに手を振って去って行った

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