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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第1章 幼く・・・儚く



夏休みだから…稼ぎ時

とは言え暑い中
長い時間入ってるシフトなんか

かったるいことに変わりはない
そんなある日のこと





「今日から新しくバイトで入った
葉月さんです」





新人のバイトを紹介された




まぁ、どこにでも
よくあること







『葉月です・・・宜しくお願いします』







店長に紹介されて
ペコリとお辞儀したのは



あっきらかに高校生って感じの幼い


(…人の事は言えないんだけどね♪
僕は家系なのか弟も揃って
図体だけはデカかったからね(笑)
年齢よりは上に見られてたんだなこれが)




さすがにちょっと

緊張した面持ちの……女の子








珍しいな・・・



って言うのが僕の正直な感想ね







偏見じゃないけどさ
パートのおばさんなんかは多いけど

比較的…女の子が選びそうな
バイトじゃないよな…ってね









パチパチパチ……




なんて



彼女の挨拶…一礼の後に
そろって拍手を送るのは
僕のバイト仲間や先輩たち




おいおい、お前ら
男の新人なんか入った時には
そんなの見たことないぜ?(笑)

えらい態度の変わり様だな君たち


ま、そんなモンだよね
男なんて♪





だって・・・まぁ極めつけは?










「かぁわいぃじゃん~」






だから余計に?

ってとこかな




うん…確かにね

中々のカワイコちゃんだね♪




ひそひそと彼女に視線を
集中させてる仲間たちを
無視して

僕は気だるいながらに
長時間働いた

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