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『えっと…あの・・・それでですね』




『うんうん♪妹チャン

ニィニィに何でも話してごらん』







かわいこちゃん…改め


アイルちゃんは



こちらが目をそらしたくなる程

真っ直ぐな…真剣な目をして

ボクに相談を始める



なにやら…弟の、リョウキの

健康状態のお話みたいだよ？♪



あぁ、そうだった

初めて会ったときに、ついうっかり？

リョウキの過去の大怪我の話を

彼女にしてしまったのはボクだからね




なんで？



なぜ、ってこともないけど


なにやら彼女は本気で弟を思っている事や

そして彼女自身から

なんとも言えない勘の良さや頭の良さ

そんな真っ直ぐなものを感じたからかな




なにやらリョウキが

そこそこ本格的に競技に関わるような

そんな兆候があるのだとか？




なにがあったのか

なにがリョウキをその気にさせたのか

詳しい事は知らないけど



この彼女・・・ただ者ではないね♪


それだけはわかる気がした



言い換えれば

ボクにはもちろん

誰にも開けなかった弟の心を

開いたのは…この子なんだろうな






・・・なんてね♪