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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第1章 幼く・・・儚く

『お疲れさまでした~』


夕方バイトを終えた僕は
ジュースをがぶ飲みしながら
帰路につく




「お疲れさま葉月チャン♪」

「ねぇ飲み行かない?」

「歓迎会♪歓迎会♪」



・・・。




『私…未成年なので』






知ってて言ってんだろうよ



なんて…ツッコミでも入れたくなる
その先には


わざわざ彼女の上がりに合わせて
スタンドの事務所にひょっこりと
顔を出した大学生のバイトたち





『おごってくれるんすか~?』




確かにね
悪い先輩たちじゃなかったんだよ♪



「おぅ滝川!おつかれ
しょーがねぇなっ、お前も来い(笑)」




悪い人たちじゃないんだ…♪







「ヒソ・・・お前、午後一緒だったろ?
連絡先とか聞けたのか?♪」








・・・下心丸見えの
素直な人たちだったけどね(笑)






『ぉ…お疲れさまでした……っ』






タタタタっ





っと



そんな僕らの間を抜けて
彼女は一目散に去った






「あ!…ちょ、っおい!」

「あ~ぁツレねぇのな?」

「ガツガツしすぎなんだよ(笑)」

「うっせぇな、オメェこそ
ってか…わりと無愛想なタイプ?
つまんねぇの~」




貴重な女っ気のなくなった事務所は
ひたすら男くさい(笑)




「高校生?だよな?あの子」

『?オレとタメっぽいっすけど…』




「滝川、連絡先聞いてないのかよ?」

『?…なんでオレが(笑)
てか忙しかったんすよ午後』




「休憩一緒だったろぉが?!」

『オレ寝てましたもん…』



「使えねぇなぁオマエ~!」





落胆してる先輩たちをよそに
僕はさっさと帰り支度をした





「あ~ぁ、やれやれだな
・・・?滝川、で…お前どうすんだ?
行くか?」




『あ♪ボク未成年なんで~(笑)』




「はぁ?!オメェ今までんなこと
いっぺんも言ったことねぇだろぉがっ(笑)」





『おつかれっした~~…』

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