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親友が1,000万円の借金を抱えた理由を本人の承諾を得て掲載

第5章 バナナ

舌打ちしながらも片付ける明日香を見て
あーこいつには二度と
飯食わせてやらねーと誓った。


そして翌日。


「カレーのいい匂いがするー」と
舌打ち女が図々しくやって来た。


「さすが大倉さん。私のカレー好きを
分かっていらっしゃるー」


こいつは頼み事や下手に出る時だけ
私を「大倉さん」と呼ぶ。


「やらないよ。まだ怒ってるから」


「何を?てか、そんなにいっぱい作っちゃって
一人で食べるつもり?太るぞ、こら」

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