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5色の星☆アソート

第8章 目覚めたら SN3 翔


3-1

あれ以来視線がニノを追ってしまうことをやめられない。

当たり前だ。
世間がどう見てるかは知らないけれど これでも俺はごく真面目な男なのだ。

酒の上、とはいえ、抱いてしまったであろう人物を 昨日までと変わらない対象として見れるほど 冷血じゃない。



ニノは俺にとって もともと特別な存在だった。

他のメンバーとは違って、・・・なんというかつかみどころがなくて・・・

時折、腕の中にするっと入ってきて 頬に唇がつくんじゃないかと思うほど近づいたかと思えば またするりと逃げていく感じ。
つい、見つめてしまえば かなり高い確率で智くんといちゃいちゃしてるし・・・。

気づけば 誰にでもフツーにスキンシップ過多なニノ。


惑わされて本気になったら痛い目見るゾ、と自分を戒めなくちゃいけないほどに妖しい存在・・・

だから 自分を律し、常に距離を取って来たつもりだったのに・・・・・・




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