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「それくらいなら俺がやってあげるよ。
それに仁美ちゃん、天井まで届かないでしょ」

「ベッドの上に脚立を乗せれば大丈夫」

「不安定で危ないって。俺に任せて」


辰巳さんは勝手に始めてしまった。


仕方なく私は、画鋲を手渡す
助手まがいのことをする。


「辰巳さんって身長いくつ？」


余裕で天井に届いちゃってるし。


「180……2か3くらいかな。
仁美ちゃんは153くらい？」

「ぃやぃや。158はあるって」