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Treasure of life

第9章 抱擁

「はぁ〜、びっくりした…。翔くん鋭いんだよな。。
てか、なんでまた挿れようとしてんのっ!?」
「だって潤のえろい姿見てたらまた…」
「もうムリだからっ!立ってするの疲れるの!」
「じゃあ俺のコレ、どうするの?」
「家帰るまで我慢しろよっ」
「…はぁい」
智はしょんぼりとした表情になった。

共に身支度を整え、個室から出て手を洗う。


もう…。

俺、智に振り回されっぱなし……。。

声抑えるのも楽じゃないんだからなっ。


でも……。


「……智」

「ん?」

名前を呼ぶと、鏡越しに目が合う。

俺は、智を後ろからギュッと抱きしめて小さな声で言った。

「帰ったらまた……愛して、ね?」

ぱあぁっと智の顔が明るくなる。

「うんっ!潤くん大好き♡」

「なんなのそれ(笑)」

俺の方に向き直って大きく両手を広げた智に、思いっきり抱きしめられた。



<おしまい>

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