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Treasure of life

第2章 モノグラム

「ニノ」
マジカルまさきが名前を呼んだ。

後ろの木のかげから顔を覗かせたニノが俯いたまま、こちらに歩いてきた。


「ニノ…ごめん。

…俺、自分の気持ちに嘘ついてた…。ニノのこと大好きなのに…酷いこと言って傷つけた…。

俺…、ニノがいないとダメだ…」



「…許さない…。



もう離れたら絶対許さないからぁ」
ニノの瞳からポロポロと涙が零れた。

俺はニノを強く抱き締めた。

「ごめん…ごめんね。もう離さないから」

「…うん…」


「うんうん。良かった」
後ろでもらい泣きしているマジカルまさき。

「…何であんたが泣いてんのよ?」

「だって…感動したんだもん」
可笑しくて泣きながら皆で笑った。

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