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Treasure of life

第3章 このままもっと

side O


ここんとこ、翔ちゃんが触れてくれない…。

俺、避けられてる?

俺、何かしたっけ?

記憶を辿ってみるけど…。


全然わからない!

そんな覚え、ない!

もうすぐ開校されるワクワク学校の打ち合わせで、ここんとこほぼ毎日のように顔を合わせてはいるんだけど。

俺が話しかけようとしても…
「翔ちゃん」
「ねぇ、ニノ。このヘアバンドむちゃくちゃいいね!」
「でしょ!?」

次の日も…
「ねぇ、翔ちゃん…」
「相葉くん、俺らがよく行くあの店、今セールやってるんだって!」
「え〜ほんと!?行く行く〜」

あくる日も…
「翔ちゃ…」
「松潤、確認なんだけどここってさ…」
「あぁ、ここは…」

話すのは仕事上の必要最低限のことだけ…。

付き合ってるのに、無視するとかなくない!?


………もう

翔ちゃんなんて…嫌いだ…。

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