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こんな日は抱いて欲しい

第15章 感じるままに



 仕事が休みの日は必ずリュウと会った。
メロンちゃんには、私達が付き合い始めた事を打ち明ける。

 「そうなんだ〜ぁ。で、もうヤったんでしょ?」
とニヤケ顔でいきなり聞いてきた。
この人らしいと言えば、らしいんだよね。

 「ヤりましたよ」
と視線を逸して赤面しながら答えるリュウやメロンちゃんの顔をマトモに見れない私も居ました。 

 「やったね!」


 「早穂ちゃんには、ちゃんと話してホワイトな関係目指しますから」

 「あら、先生、明るい男女交際宣言ですか?
とか何とか言っちゃって、僕の色に染めるなんて事仄めかしてんじゃない?」

 「真由子のカラーを大事にしてますから、僕色なんてつまんない色を加えるつもりはありません。
真由子は真由子のまんまでいいんです。
ただ、僕らのお付き合いは何色にも染まる事なく、くすみも色褪せもない真っ白なカラーが理想なんです」

 「もう〜ご馳走様でぇ〜す!
真由子♡なんて呼んじゃって〜ラブラブじゃないのぉ。
でも、高級ホテルのプールサイドで打ち合わせするってとこが、先生の下心見え見えなんですよねぇ〜」

 ビキニ姿でスタイル抜群のメロンちゃんが、私達の前を仁王立ちになり、悪戯な視線を送ります。


 「た、たまにはこんな場所で寛ぎながらお二人を接待しょうかと…」

 「とかなんとか言っちゃって、真由ちゃんの水着姿見たかったくせに〜」

 「ハイ。見たいですけど、何か?」

 えっ、え!!リュウってこんなキャラ?

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