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あと3秒だけ。

第17章 愛してる。


私たちのカンケイは

永遠に続くとは思っていないけど

もし終わりを迎えるとしたら

きっとその時はそう遅くないはず・・・。

私はそう感じていた。


その予感は的中していた。

この日以来、

貴久からの連絡が途絶えた。

職場ではもちろん二人きりになることもなく

話すとしても仕事内容だけで。

だけど不思議なことに

それを受け入れている自分がいて。

貴久から連絡が無いのはもちろんだけど、

私も貴久に、連絡はしなかった。

というか、

できなかった。


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