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あと3秒だけ。

第4章 近づく2人


タクシーの中は、ラジオが流れているだけで

会話はほとんどない。

やっぱり、話さない私といるのは

神田代理も退屈してるのかな。


『上野ちゃん』

そっと声をかけて、私の顔を覗き込む。

ひゃ。

『気分わるい?大丈夫??』

むしろ、顔をのぞき込まれてドキドキしてる。

目をじっと見つめられると、

私もそらせない。

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