
過激性癖短編集【BL】
第2章 放課後の先生はいつもと違う
「さっきまでの勢いどこいったの?そんな泣きそうな顔して」
「せんせぇ…幸せ…」
と言って斗真が恥ずかしそうに笑う。
その笑顔でふと我に帰ると、教室で教師が生徒を抱いているという現実に直面した。
こんな輝く笑顔を…生徒を…と罪悪感に襲われる。
「俺も…」
でも恋人も数年いなくて、セックスをするのも1年以上ぶりだから、すごく俺もしあわせな気持ちになっている。
ゆっくり腰を振りながら、絶対に斗真を傷つけないように、痛くないように気をつける。
そのとき、教室の外から声がした。
「あれ…ここの教室電気ついてるけど使われてるのかな」
「んー?でもこんな時間に使ってる人いなくない?先生も多分誰も使ってないって言ってたし、いいんじゃね?」
「でも…」
数人の女の子がドアの外で話している。
俺と斗真の顔が凍りつく。
