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第17章 ふかふか




#N





S「じゅーん♡?ここ違うってば、その公式じゃなくこれ使うの。」




M「え? そうなの?じゃあこっちの問題は?」




S「それはさぁ・・・ 」




AN「 ・・・・。」




ただいま食堂の机を使って4人で宿題中。




M「翔くんここもわかんない。 」



S「もー、しょうがないなぁー♡」






寮に戻ってきたら、

2人の纏う空気が変わってた。特に翔くん。

色で言えばピンク。特に翔くん。

翔くんの体勢はさっきから隣の潤くんに

覆いかぶさるように半身傾いてる。

てか顔近くない?







A「仲がいいのはいいことだけどねぇ・・・ 」



N「そうだねぇ・・・。 」




夏休みの間、ほとんど部活漬けだった相葉くんと潤くん。

夏休みの宿題が終わっていないということで、

4人で勉強することになったんだけど、

2人のイチャつきに開始早々、相葉くんの集中力は散漫。




N「ほら、ペン止まってるぞ。 」




ぽけー、と2人を眺めてる相葉くん。

俺はもう宿題は終わってるから

写させてあげてもいんだけど、

休み明けに宿題の範囲から確認テストもあるから

自力で解いてもらわないと意味がない。




A「ぶはーーー、ちょっと休憩ー。」



ぐでーん、と椅子に体を預ける。



完璧に集中が途切れた相葉くんは

隣の俺も巻き添えにしようと、

脇腹をペンでつんつんしてきた。



N「こちょばい。やめろ。 」



ガリガリと勉強を続ける俺に、

なおも相葉くんのいたずらは止まらない。



今度はペンを置いて太ももをさわさわと撫でてきた。



N「…やめろや//!!」



腕を振り上げて威嚇すると、

やっと反応を示した俺に満足げな相葉くん。





S「もー、こっちは真面目に勉強してんだから、イチャイチャなら部屋でやってよー? 」



N「うるせぇ!こっちのセリフだわ! 」



A「翔ちゃんもそういってるし部屋に行くー? 」



N「いかねーよ!勉強しろ! 」



M「・・・翔くん、ここもわかんない。」



N「自由だな。 」




なんか潤くんまでふわふわしたキャラになってて

突っ込みどころ満載な感じ。

色んなとこ拾わなきゃで俺忙しいんだけど。←





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