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第18章 ふがふが





#A




A「はぁ・・・。」


O「にのってめんどくせぇな(笑)」


A「いや、俺が悪いんだよ、きっと・・・。」




あれから、なんとかにのちゃんのご機嫌を取ろうと

機嫌悪い?なんかした?ごめんね?と

あの手この手でにのちゃんの本心を

探ろうとはしたんだけど、



なにが?別に?普通だけど。

の3つの呪文であしらわれる始末。




3人でご飯食べてても俺の方見てくれなかったし・・






A「とりつくヒマもない・・・」


O「シマな。」



ほら、数学だけじゃなく国語までダメなんだ。

バカすぎて呆れられちゃったかなぁ・・・。






O「いいじゃん。あれが普通だっつってんだから
あのままにさせとけよ。」



A「そんなことできないよ〜・・(泣)」



O「気難しい姫に振り回されて、
相葉ちゃんも大変だなぁ(笑)」






「じゃあ、選手はこれで決まり!!
リレーの選手はタイム順かな?また後で発表ね!!
いや〜早く決まってよかった!」




OA「ん???」





すっかり聞いてなかったけど、

体育祭の選手を決めるためのHR中だった。

わさわさと周りのクラスメイトたちが

帰り支度を始める中、

委員長のわっくんが今決まった選手たちを

黒板から登録用紙にかき写している。








A「・・・・はぁ?! 」




黒板に書かれた競技、

全種目に俺の名前かかれてるし!




A「なんでだよ! 」



思わずわっくんに詰め寄ると、



W「え?リレー以外に希望あれば
自分で名前書いてって言ったじゃん。」



A「俺書いてねーし!! 」



W「ええぇ?今更そんなこと言われても・・・」



みんな帰り始めちゃったし、と困惑気味のわっくん。




N「みんなで決めてる時に、
ペチャクチャ喋ってるほうがわりーだろ。 」



おれとわっくんの横をニマニマしながら

すり抜けていったにのちゃん。

さっきまで絶賛不機嫌モードだったのに

いつの間にか小悪魔モードになってる。

やっとまともに話してくれた〜・・・







じゃないよ!!

あいつ!!!やりやがったな!!



W「・・・てわけで頑張ってね♡」


O「姫どころか、とんだ女王様だな・・・。
頑張れ相葉ちゃん。」






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