テキストサイズ

more & more

第7章 ふわふわ






時間を遡ること30分。



俺は朝イチでランドリールームにやってきた。



寮の洗濯機は各階に3台。

休みの日となれば取り合いだ。



ちょうど1台空いていた。

ラッキー、と洗濯物を詰め込んでると

そこに相葉くんがやってきた。



A「あー、一足遅かったかー! 」


N「そんだけならいっしょにまわす?」


A「いいのー!?ありがとー!じゃあ洗剤は俺のやつ使って!!」

なんてやりとりをして

一緒に洗濯物を入れてスタート。








そして今。



洗濯機から"終わったよー"のアラームが鳴り

ふたを開けると、

見事に散り散りになったティッシュまみれの洋服たち。


N「なんじゃこりゃあ・・・ 」


A「やっべ!!!ティッシュ、ポケットに入れっぱだった! 」


N「 小学生かお前は!!!」


A「 ごめんて!にのちゃん!」


N「 もぉ~・・・・。」





てことで、服をパタパタはらったり

コロコロをかけたりと、

朝から一仕事増えてしまった。




A「 やぁっと終わったぁ~・・・。」


N「誰のせいだよ。 ったく・・・。」







乾燥の終わった洗濯物をとりだすと

ふわっと柔軟剤の香りに包まれる。



A「ふふふ♡いいにおい~♡」



太陽のようにキラキラで

あったかい笑顔の相葉くんが

洗濯物を抱き締めている。


あぁ、柔軟剤のCMのよう・・・!!




ストーリーメニュー

TOPTOPへ