
1985年空は蒼かった~イノセントスカイ
第78章 捻挫
しかし、レントゲンを撮ってもらい骨に異常はなかったのだが、打撲で紫色に腫れ上がり、しばらくは歩行も困難で松葉杖を使って歩いた
僕はやることがないからウチで昼まで寝て、午後は接骨院で治療するという日を過ごした
松葉杖で接骨院まで通い、治療が終ると、接骨院の裏にあったゲーセンで時間を潰した
(困った…暇すぎて何もやることがない)
ふと波多野が顔が浮かんだ
僕は波多野に電話した
「もしもし、小野ですが…」
「あ、小野っちどうしたの?」
「体育祭で足捻挫してしばらく歩けないんだよ。やることないし、そういや波多野どうしてるかなぁと思って電話しただけなんだけど…」
「え~、小野っちケガしたの?大丈夫?」
「足以外は大丈夫なんだけど、あんまり歩くことも出来ないからさ。波多野は今何してんの?」
「さっき学校から帰って来て、テレビ観ながらボケーっとしてる笑」
「何だ、オレと一緒でやることないのか」
「いつも暇じゃないからね!今日は暇だっただけだから」
(何もムキになって言うことないだろうが)
「まぁいいや。もし空いてるならこれから会わない?」
「これから?うーん、まぁ小野っちの暇潰しの相手になってあげるよ」
ウソつけ!自分も暇なクセに
でもまぁ、それをからかったりしていたからそれはそれで面白かったのだが
「じゃあどこで会おうか」
「アタシが手伝いしてるお店は?」
「あー、あの喫茶店?わかった、それじゃまた後で」
僕は電話を切り、松葉杖をつきながら喫茶店へ向かった
(これじゃ出席日数足りねえな…やっぱ辞めるしかないかな)
中退という2文字が現実味を帯びてきた
僕はやることがないからウチで昼まで寝て、午後は接骨院で治療するという日を過ごした
松葉杖で接骨院まで通い、治療が終ると、接骨院の裏にあったゲーセンで時間を潰した
(困った…暇すぎて何もやることがない)
ふと波多野が顔が浮かんだ
僕は波多野に電話した
「もしもし、小野ですが…」
「あ、小野っちどうしたの?」
「体育祭で足捻挫してしばらく歩けないんだよ。やることないし、そういや波多野どうしてるかなぁと思って電話しただけなんだけど…」
「え~、小野っちケガしたの?大丈夫?」
「足以外は大丈夫なんだけど、あんまり歩くことも出来ないからさ。波多野は今何してんの?」
「さっき学校から帰って来て、テレビ観ながらボケーっとしてる笑」
「何だ、オレと一緒でやることないのか」
「いつも暇じゃないからね!今日は暇だっただけだから」
(何もムキになって言うことないだろうが)
「まぁいいや。もし空いてるならこれから会わない?」
「これから?うーん、まぁ小野っちの暇潰しの相手になってあげるよ」
ウソつけ!自分も暇なクセに
でもまぁ、それをからかったりしていたからそれはそれで面白かったのだが
「じゃあどこで会おうか」
「アタシが手伝いしてるお店は?」
「あー、あの喫茶店?わかった、それじゃまた後で」
僕は電話を切り、松葉杖をつきながら喫茶店へ向かった
(これじゃ出席日数足りねえな…やっぱ辞めるしかないかな)
中退という2文字が現実味を帯びてきた
