うちの社長が酷すぎる!
第2章 新しい会社で
お昼休憩に入って、私は杜山さんに連れられて食堂に行った。
広くて賑わっていてメニューも豊富…!
「これね、全部宝条社長と契約してる高級料理のお店の人が作ってるんだよ!」
杜山さんが笑顔で教えてくれる。
…へぇ、あの人が。
自分は食べないのに、社員のためにしてあげてるってこと…?
「……なにそれ、優しいじゃん…」
小さく呟いたけど、杜山さんには聞こえてなかったみたい。
私の中で宝条社長の好感度がアップしたところで、食堂の中心の人混みから叫び声と怒号が聞こえた。
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