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幸せの欠片 *超* 番外編

第3章 お墓参り


「へ?…かず?!」

何で?

どうしてかずがここに?

ってか、あれは夢じゃなかったのか?



「…寝たら忘れちゃうわけ」

夢と同じく、むーっと尖らせた唇

「夢じゃ、…ない」

「なに、夢だと思ってたの」

“あんなに話したのに"

かずがしょぼんと下を向くけれど、こればかりは仕方なくない?

こんな非現実な事、簡単に受け入れられる奴がいたら見てみたいっての

それに

今は朝だよ?

夜中じゃないし、何なら外はしっかり明るい

「あのね、幽霊ってのは24時間普通にいるの」

俺の考えを読んだような答えに思わず目を見開く

「まあ、まず見る事はないけどね」

だよね

いや、例え夜中でもあまり見たいものではないけれど


「それよりさ、今日俺のとこ来るんでしょ?」

「え?」

「お墓だよ、おーはーか!」

………。

何だろう、この変な気分

目の前にいるのに "俺の墓" って言われる事なんてあるだろうか


…あるわけないか

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